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その42 信夫山護国神社とは?

信夫山「護国神社」は、初詣等で訪れた方も多いことでしょう。国のために命を捧げた英霊を合祀するために設けられた神社で、明治12年に信夫山「招魂社」として造営されました。御祭神は天照皇大御神(アマテラススメオオミカミ)です。
昭和12年に現在の社殿が建てられ、昭和14年に福島県「護国神社」と改称されました。入母屋造りで、左右に鳳凰型の翼廊がある堂々とした社殿です。元旦祭や春季・秋季例大祭をはじめ、年間を通じて、イベントやお祭りも行われています。

また、護国神社入り口には、信夫山「天満宮」があります。菅原道真公が御祭神ですが「願うて叶(かな)わざるはなし」として、太宰府天満宮より御分霊を拝載し、昭和63年に創建されました。
「なで牛」と呼ばれる牛の像が祀(まつ)られていて、なでた場所にご利益があると言われています。合格祈願には頭を、病気の方は具合が悪い所をなでてみてください。
奥右隣に、黒沼神社があります。こちらは1200年以上の歴史があり、石姫皇后と皇太子伝説も掲げられています。
延喜年間に国が全国の神社を定めたとき、信夫郡で最初に「延喜式内神社」として列せられた古社で、板倉藩主代々の絵馬が奉納されています。
信夫山は神社にもいろいろな物語があったのですね。